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外壁塗装の上塗りで色が濃くなる原因と防ぐ3つの方法を解説!

外壁塗装の仕上がりは家の印象を大きく左右しますが、「思ったより色が濃くなってしまった」と後悔する方も多いものです。

なぜ上塗りで色が濃くなるのか、その原因を知り、事前に対策しておくことが理想の外観づくりには欠かせません。

本記事では、外壁塗装の上塗りで色が濃くなる理由と、その防止策を分かりやすく解説します。

初心者の方でも安心して外壁塗装を進められるよう、実践的なポイントを詳しくご紹介します。

外壁塗装の上塗りで濃くなる理由とは?

外壁塗装は「下塗り→中塗り→上塗り」という3回塗ることで外壁の耐久性や密着することが可能です。

そんな外壁塗装の最後の工程となる上塗りで「思ったより濃くなった」と後悔することも少なくありません。

外壁塗装の上塗りで色が濃く見えてしまうのは、次の3つの理由が考えられます。

理由詳細
塗料の乾燥による色変化塗料は乾燥する過程で顔料や樹脂が化学反応を起こし、塗りたてより濃く見えることがある。
塗膜の重なりによる密度増加上塗りを重ねることで塗膜が厚くなり、色の密度が増し、実際の仕上がりが濃くなる。
下地や施工条件の影響下地処理が不十分だったり、塗布量や乾燥時間が適切でないと、部分的に色が濃くなることがある。

具体的にどのような理由で上塗りで濃くなったと感じるのか、原因を解説します。

塗料の乾燥による色変化

塗料は塗布直後と乾燥後で色味が変化するため、注意が必要です。

特に外壁塗装では、塗料が乾燥する過程で顔料や樹脂が化学反応を起こし、色が濃く見えることがあります。

濃い色の塗料ほど顔料の含有量が多いため、乾燥後の色変化が顕著です。

また、アクリル系など一部の塗料は、他の種類より色変化が大きい傾向があります。

塗膜の重なりによる色の密度増加

上塗りを重ねることで塗膜の層が厚くなり、色の密度が増すことで、色が濃くなったと感じることがあります。

これにより、サンプルで見た色よりも実際の仕上がりが濃く、暗く見える現象が起こります。

特に水性や油性塗料では、層を重ねるほど色の変化が生じやすいです。

塗り重ねの回数や塗り方によっても仕上がりの色味が変わるため、業者と仕上がりイメージや塗り回数について事前にしっかり相談し、必要に応じてサンプルより明るめの色を選ぶのがポイントです。

塗装面の下地や施工条件の影響

下地処理が不十分な場合や塗装面に汚れ、カビ、サビなどが残っていると、上塗りの色が均一に発色せず、部分的に濃く見えることがあります。

また、乾燥時間が不十分だったり、塗料の塗布量が適切でない場合も、想定より色が濃くなる原因となります。

施工不良を防ぐためには、下地処理を丁寧に行い、塗料の仕様や乾燥条件を守ることが大切です。

塗装面の状態や施工条件による色の変化も考慮し、慎重に作業を進める必要があります。

外壁塗装の上塗りの役割とは

外壁塗装の上塗りは、外壁の美観と耐久性を決定づける最も重要な工程で、塗装作業の最終段階として外壁の表面に直接仕上げの塗膜を形成します。

この層が美しい色合いや光沢、質感を与え、家の外観を美しく見せる役割を担います。

また、上塗りは単なる見た目だけでなく、紫外線や雨風、汚れなどの外的ダメージから外壁を守る防御層としても機能します。

さらに、塗料本来の性能を最大限に発揮させるためにも欠かせません。

上塗りが適切に行われていないと、塗膜が早期に劣化し、剥がれや色あせの原因となるため、住宅の寿命やメンテナンスコストにも大きく影響します。

初心者の方でも、上塗りの役割を理解することで、より納得のいく外壁塗装が実現できます。

外壁塗装の上塗りで濃くなるのを防ぐ3つの方法

外壁塗装の上塗りは、外壁の耐久性を保つために重要な工程で省くことはできません。

上塗りで外壁塗装が濃くなるのを防ぐための方法を事前に確認しておくことで、後悔することを防ぎやすくなります。

ここでは、具体的に3つの方法を解説します。

色変化が少ない塗料を選ぶ

外壁塗装の上塗りで色が濃くなるのを防ぐには、色変化が少ない塗料を選ぶことが重要です。

塗料の種類色変化の度合い特徴
アクリル系大きい価格が安いが、色変化や劣化が早い
ウレタン系やや大きい柔軟性あり、色変化もやや大きい
シリコン系小さい耐久性高く、色変化も少ない
フッ素系非常に小さい価格は高いが、色変化や劣化が少ない

塗料は乾燥時に化学反応を起こし、塗りたてよりも色が濃く見えることがあります。

特にアクリル系やウレタン系の塗料は乾燥後の色変化が大きい傾向があるため、シリコン系やフッ素系など、色変化が少ないとされる塗料を選ぶと安心です。

また、高品質な塗料は顔料や樹脂の配合が安定しており、乾燥後の色ブレも少なくなります。

業者に相談し、実際の施工事例やサンプルで乾燥後の色味を確認したうえで選定しましょう。

カラーシミュレーションを屋外や天候で確認する

外壁塗装の色を決めるときに使うカラーシミュレーションですが、ひと目見ただけで決めるのは危険です。

パソコンやカタログで見るカラーシミュレーションは、実際の外壁に塗ったときの色と異なる場合が多いからです。

ディスプレイの設定や室内照明の影響で、見え方が変わってしまうことから、カラーシミュレーションは必ず屋外で、できれば晴天や曇天など複数の天候下で確認することをおすすめします。

自然光の下で見ることで、実際の仕上がりに近い色味を把握できます。

また、周囲の建物や景観との調和も確認できるため、イメージ違いによる失敗を防ぎやすくなるでしょう。

色選びで試し塗りを行っておく

色選びで失敗をしたくなければ、実際の外壁に少量の塗料を試し塗りし、乾燥後の色を確認することが最も確実な方法です。

サンプルやシミュレーションだけでは分からない、塗料の層の厚みや下地の影響も見て合うかどうか判断することができるでしょう。

さらに、試し塗りは、複数の候補色を並べて比較することで、より納得のいく色選びが可能になります。

乾燥後の色味や質感をしっかり確認し、イメージと違う場合は再検討できます。

業者に外壁塗装の見積もりをする際には、テスト塗りが可能な業者かを必ず確認し試し塗りを実施してみてください。

外壁塗装の上塗りで濃くなると後悔しないためには確認が重要

外壁塗装の上塗りは、住宅の美観と耐久性を左右する重要な工程です。

しかし、上塗りで色が思ったより濃くなることが多く、仕上がりに不満を感じるケースも少なくありません。

こうした色の濃さを防ぐには、以下の3つを覚えておくと良いでしょう。

・シミュレーション画像をプリントアウトし、屋外で確認する

・実際の外壁に近い素材のサンプル板を用意し、家の外で確認する

・朝・昼・夕方など、時間帯を変えて見比べる

これらを実践することで、イメージ通りの外観を実現し、長く美しい外壁を保つことができます。

納得のいく外壁塗装のために、しっかりと準備と確認を行いましょう。


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