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外壁塗装を30年していない家のリスクとは?メンテナンスが必要な目安も解説

外壁塗装は、住まいの美観を保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る大切な役割を担っています。

しかし、「塗装は本当に必要なのか」「どのタイミングで塗り替えればいいのか」と悩む方も多いはずです。

適切な時期に外壁塗装を行わないと、カビや白アリ被害、修理費用の増加、外観の悪化など、さまざまなリスクが生じます。

この記事では、外壁塗装の耐用年数や見極めポイント、塗装を怠った場合のリスクについて分かりやすく解説します。

外壁塗装を30年していない家庭の割合

外壁塗装は「新築または前回の塗り替えから10年程度」が目安とされています。

しかし、株式会社鶴亀が外壁塗装のきっかけに関する意識調査によると、実際には築15年を過ぎてから塗装を行う家庭が66.3%と多く、さらに20年以上経過してから塗り替えた人も約4割にのぼります。

塗料の耐用年数は一般的に10年程度ですが、多くの家庭がこの目安を大きく超えているのが現状です。

外壁塗装を30年以上行っていない家庭の割合について明確なデータはありませんが、アンケート結果から見ても、20年以上放置しているケースが少なくないことがわかります。

塗り替えを長期間行わないと、「ひび割れからの浸水」や「チョーキング現象(外壁を触ると白い粉がつく)」など、劣化や雨漏りのリスクが高まります。

外壁の美観や耐久性を維持するためにも、塗料の耐用年数や外壁の状態を定期的にチェックし、適切なタイミングで塗り替えを検討することが重要です。

外壁塗装の耐用年数は、外壁材の種類によって大きく異なります。

下記の表は、代表的な塗料・外壁材ごとの耐用年数の目安です。

塗料の種類耐用年数(目安)特徴・ポイント
アクリル樹脂系塗料約4年価格が安いが、耐久性が低く短期間向き
ウレタン樹脂系塗料約7年柔軟性があり、細かい部分にも塗りやすい
シリコン樹脂系塗料約10年現在主流。コスト・耐久性のバランス良好
フッ素樹脂系塗料約14年高耐久・高価格。長期間の保護に最適
参考:一般社団法人日本化学工業協会「高耐久性塗料」

耐用年数はあくまで目安であり、実際には立地や気候、日々のメンテナンス状況によって大きく変動します。 

外壁の種類ごとの特徴を理解し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが、住まいの美観と耐久性を長く保つポイントです。

外壁塗装を10年ごとにする必要はない?適切なメンテナンスの目安

外壁塗装を10年ごとに必ず行う必要があるかというと、必ずしも一律ではありません。

適切なメンテナンス時期を見極めるためには、外壁の状態や環境をしっかり観察することが重要です。ここでは、見極めのポイントを3つ解説します。

外壁塗装の塗り替え時期の詳細はこちらもチェック

外壁表面の劣化サインを確認すること

外壁の塗膜が剥がれていたり、ひび割れや色あせが目立つ場合は、塗装の防水性や保護機能が低下しているサインです。

特にひび割れは、雨水が内部に浸入しやすくなり、建物の構造自体に悪影響を及ぼす可能性があります。

色あせやカビ、藻の発生も塗膜の劣化を示すため、これらの症状が現れたら早めのメンテナンスが必要です。

地域の気候や環境条件を考慮すること

外壁の劣化速度は、住んでいる地域の気候や環境によって大きく異なります。

たとえば雨が多く湿度の高い地域では、苔やカビが発生しやすく、塗膜の劣化も早まります。

一方、日差しが強い地域では紫外線による色あせやひび割れが進みやすいです。

台風や強風などの自然災害が多い地域も、外壁のダメージが蓄積しやすいため、環境に応じた点検とメンテナンスをすることで、外壁を長持ちさせることができるでしょう。

定期的な専門家による点検を受けること

外壁の状態は、表面的なチェックだけでは見落としがちな部分もあります。

半年から1年ごとに専門家による目視点検を受けることで、塗膜の剥がれや小さなひび割れなど、初期段階の劣化を早期に発見できます。

専門家は外壁全体の状態を総合的に判断し、必要なメンテナンスや補修のタイミングを提案してくれるため、結果的に大規模な修繕費用を抑えることにもつながります。

外壁塗装をしないと起こるリスク

外壁塗装は一見外壁の壁が崩れたくらいでは修繕を後回しにしてしまうこともあるでしょう。

しかし、放っておくとさまざまなリスクがあるので早めに対処が必要なことも少なくありません。

ここでは、外壁塗装を行わないことで起こるリスクについて、具体的に解説します。

建物の耐久性が落ちてカビや白アリ被害が起きやすくなる

外壁塗装は建物を雨風や紫外線から守るバリアの役割を果たしています。

塗装が劣化すると、外壁にひび割れや隙間が生じ、そこから雨水が建物内部に浸入します。

湿気がこもることでカビが発生しやすくなり、室内環境の悪化や健康被害のリスクも高まります。

また、湿気を含んだ木材は白アリの好物であるため、塗装を怠ることで白アリ被害も発生しやすくなります。

木材が腐食し、柱や土台がもろくなると、建物の耐震性や耐久性が著しく低下し、最悪の場合は建物の寿命自体が縮んでしまう恐れがあります。

修理費用が高額になる

外壁塗装を怠ると、外壁の劣化が進行し、単なる塗り替えでは済まなくなります。

ひび割れや剥がれを放置した結果、雨漏りや内部の腐食が発生し、柱や土台など建物の構造部分までダメージが及ぶことも少なくありません。

こうなると、外壁塗装だけでなく大規模な補修工事やシロアリ駆除、カビ除去など複数の修繕が必要となり、費用が数十万円から数百万円単位に膨れ上がるケースもあります。

定期的な塗装メンテナンスを行うことで、結果的に修繕コストを大幅に抑えることができるのです。

外観が悪化して印象が悪くなる

外壁塗装をしないと、塗膜の剥がれや色あせ、ひび割れ、カビやコケの発生など、さまざまな劣化症状が現れます。

これらの症状が進行すると、住宅全体が古びて見えたり、くすんだ印象になったりしてしまいます。

外観の悪化は住まいの資産価値を下げるだけでなく、来客や近隣住民に与える印象も悪くなります。

将来的に売却を検討する場合にも、外観の劣化は大きなマイナス要素となるため、定期的な塗装で美観を維持することが重要です。

正しい外壁塗装の塗り替え時期を知るには定期点検を受けよう

外壁塗装は10年ごとが目安とされますが、実際のメンテナンス時期は外壁の劣化状況や住環境によって異なります。

塗装を怠ると、建物の耐久性低下やカビ・白アリ被害、修理費用の増大、外観の悪化など多くのリスクが生じます。

定期的な点検と適切なタイミングでの塗り替えが、住まいの美観と資産価値を守るカギです。


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